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社畜で家畜な日々に祝福を

ブラック企業での悲惨な日々を中心に記事を書いていきます。

上京物語 ~東京生活初日~

 

www.akabane1234.xyz

 ↑ 

前回記事を読んでもらえれば

より楽しんでもらえるかと思います。m(_ _)m

 

東京には父の兄、アカバネの叔父さんに当たる人が住んでました。

 

アカバネが上京した当時おじさんは、東京の曳船という所でお笑い芸人をしながら奥さんと二人で住んでおり、アカバネは暫くの間、東京のおじさんの所でお世話になり、その間に職と部屋を探すつもりでおりました。

 

東京のおじさんは芸人として売れてはいませんでしたが、熊本に遊びに来る時は沢山のお土産を買ってきてくれる気前の良いおじさんでした。

 

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まだ小さかったアカバネは、おじさんの事が大好きで、おじさんが東京に帰る日は泣きながら「おじさん帰らないで」と駄々を捏ねたのをよく覚えています。

 

おじさん夫婦にはお子さんがいなかった事もあり、アカバネは実の子の様にいつも可愛がって貰っていました。そんな大好きな二人に会える喜びで、早くもホームシック気味なアカバネの寂しい気持ちも吹っ飛びました。

 

東京に着いたらパーティかなとか「うちの息子になっちゃいなよ」とか言われたらどうしようとか、馬鹿な事を考えながら、これから始まる東京での新生活に胸を膨らませました。

 

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羽田空港に着いたアカバネは、 おじさんを探してキョロキョロするもそれらしき人は見つかりません、熊本空港の3倍はある羽田空港です。それは見つからないよねと思い直し、空港からおじさんに電話しました。

 

電話に出たおじさんに東京に着いた事と、これからお世話になる事を伝えました。結論から言うとおじさんは、羽田空港に迎えには来ておらず、電車に乗って曳舟まで来て欲しいとの事でした。

 

勝手に迎えに来てもらえると思っていたアカバネは、少し不安になりました。歓迎して貰えると思っていただけで、本当は迷惑だったのかなと、、、

 

ただそんな事ないと思う自分もいました。あの優しいおじさんが迎えに来れなかったのは、急な仕事でも入ったんだろう、それなら仕方ないよね、、、と

 

不安をかき消してアカバネは、曳舟に向かいました。

 

散々迷ってなんとか曳舟に着いたアカバネは、地図を頼りにおじさん夫妻の住むマンションに到着、呼び鈴を鳴らしました。

 

最初に出てきたのは、おばさんその後ろにおじさんが居ました。「「いらっしゃい」」と笑顔で迎えてくれた二人に、アカバネの不安なんて杞憂だったなと思いアカバネは急に楽しくなりました。

 

テーブルにはすでにお寿司が並べてあり、早速アカバネの歓迎会なるものが始まりました。重い荷物を抱え、散々迷い歩いたアカバネはクタクタで、お寿司とキンキンに冷えたビールを飲んだら、すぐに酔いが回ってしまいました。

 

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すっかり気持ち良くなったアカバネは、酔い潰れる前に大事な事を聞かなければと思い出し「こちらで銀行の口座をつ 作りたいんですけど、どこの銀行がいいでしょうか?」と聞きました。

 

少し間があって「すぐに熊本に帰るんだから、通帳なんていらないんじゃない」とおばさんが笑いながら言ってきました、あれっ上京の件が上手く伝わってないのかなと思ったアカバネは「すいませんおばさん、アカバネはこれから東京でずっと頑張っていくつもりなので、通帳が必要なんですが」と改めて伝えました。

 

次の瞬間、おばさんの顔から笑顔が消え、平坦なそして抑揚のないトーンで「東京はアカバネ君が考えてる程甘くないし、うちもアカバネ君を養う余裕なんてないの、だから通帳なんていらないんじゃない」とはっきり切り捨てられました。

 

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アカバネは泣きそうになり、おじさんの方を向き、視線で助け船を求めましたが、おじさんはうつむいたまま、目も合わせてくれませんでした。

 

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羽田空港で感じた不安は確信となってアカバネに降り注ぎました。アカバネは二人から歓迎されてなどいなかったのです。

 

初めて住む土地でアカバネは誰も頼れない事を思い知りました。

 

すっかりお通夜ムードになってしまったアカバネは、二人に就寝の挨拶をしてその日は早めに寝る事にしました。

 

アカバネの為に用意された部屋には、荷物を動かしただけのスペースに雑に置いてある布団があり、二人の気持ちが伝わって来たような気がしてまた泣きたくなりました。

 

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布団を敷いている時、アカバネの携帯電話が急に鳴りだしました。

 

着信は実家からでした。

 

電話を取ると受話器から妹の声が聞こえました「兄ちゃん着いたら着いたで電話くらいせんね〜、東京が楽しくて忘れとったんだろ」とやや怒り気味の雰囲気でした。「すまんすまん、ビール飲んでお寿司食べたら忘れとったばい」と伝えると「え〜うちなんか今日、魚の煮付けだったとに兄ちゃんばっかりズルイ〜ズルイ〜」とさらに御立腹の様子でした。(全く可愛いやつです)

 

そのあと順番に母と話し、最後に父と話しました。おじさん夫婦に歓迎されてない事は言いませんでした、言えばきっと心配すると思ったからです。

 

口数の少ない父は最後に「がまだせよ」(頑張れよ)と言ってくれました。

 

電話を切ったアカバネはもう涙を堪え切れませんでした。

 

初めての東京での不安、頼りにしていた人から拒絶された絶望、両親や妹と今まで当たり前に交わしていた会話が、これからは電話越しにしか出来なくなった事

 

それらの全てが悲しくて、涙が止まりませんでした。

 

その夜「明日、春が来たら」を聞きながら心に決めました。明日からは一人で頑張っていこう、一日も早くここを出て行こうと、、、

 

 ↓ この後、ここに入ることになります。

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上記記事の中に

田舎から出て来たばかりのアカバネは、その当時非常にお金に困っており、藁にもすがる思いでO社の面接を受け、O社で働く事になりました。とありますが、これはおじさんの家を一日でも早く出て行く為の引越し費用を用立てるためです。

 

アカバネはO社に就職が決まった事もあり、おじさんの家は約一ヶ月で出ました。アカバネが職と住む所を決めて出て行くことを伝えた時、二人は昔の優しい二人に戻っていました。 

 

ですがもう、アカバネの心が晴れる事はありませんでした、上京初日に突き放された事がずっとずっと頭の中に残っていたからです。

 

あれから10年以上たちますが、今だにおじさん達とはギクシャクしてます。

 

これを読んだ方は、なんて執念深い奴と思われるかもしれません、、、それはアカバネもそう思います。

 

おじさんの家もきっと大変で、余計な食い扶持を増やす余裕もなかったんだろう、だからあんなキツイ言い方をしたのだろうと、、、頭では分かっているんですが、心のずっと奥に、ドロッとした黒い感情があり、どうしてもそれを取り除く事ができません。

 

きっと死ぬまで出来ないんだろうなと思います。

 

だからアカバネは「水に流す」とか「全部忘れた」等の言葉は信じられません。

 

言動には超えてはいけないラインが確かにあって、それを超えたらもう元には戻らない事を自分自身の実感として確信しているからです。

 

少し重い話になってしまいましたが、アカバネの上京物語はこんな感じです。

暗くて重いですね、、、しかもこのあとO社に入るとか、、、地獄かと(笑)

 

次は明るい回にしますね!

 

アカバネ

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