社畜で家畜な日々に祝福を

ブラック企業での悲惨な日々を中心に記事を書いていきます。

10代最後の恋の話 最終話

みなさん、社畜してますか?

 

すっかり長くなってしまった今回の記事ですが、無事書きあげる事ができました、読んで下さった全ての方に最大の感謝を!!

 

アカバネです。

 

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 ↑ この記事の続きになります、少し長いですが初めから読んでいただければ、より楽しめると思います。

 

どれ位の時間が流れたのかは分かりません、僕は雨に打たれてホテルの前で動けなくなっていました、シャワーを浴びたように全身びしょ濡れになって「ああ、今日が大雨でよかった」と思いながら泣きました。

 

暫くすると後ろから来た車がクラクションを鳴らし「早くどけよ」と怒鳴り声が聞こえました、怒鳴り声が聞こえた方に頭を下げて、僕は車を走らせました。

  

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その日はどうやって帰ったのかよく覚えていません、明け方ずぶぬれで帰った僕に、母親が色々と言っていましたが、何を言われたのか良く聞こえませんでした。

 

シャワーを浴びながら、これが夢じゃない事に絶望して「真実を知る事がこんなにつらいなら、僕はスパイになんかなれない」と口ずさみながら、また泣きました。

 

もともと試験勉強で寝不足気味だった僕は、ベッドに倒れこみそのまま眠りに落ちました、目が覚めると夜の20時を過ぎており、喉にわずかな痛みとけだるさを感じ「熱があるだろう」と思ったのですが、どうしても今日マキさんに会いたくて、起き上がりました。

 

バイト先に電話をかけ、今日もバイトのマキさんに、バイト終わりに会いたい事を伝えました、最初僕の声が明らかにおかしいのを心配していましたが「どうしても今日、会いたいんです」と言うと「うん、分かった」と言ってくれました。

 

いつか告白した公園でマキさんの事を待ちました、これから訪れるであろう恋の終わりを思って、あの日と随分趣旨が変わったもんだなと少し笑えて来ました。

 

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暫くするとマキさんがやって来て「いきなりバイト先に電話してくるから、ビックリしたよ~」と言って、いつもの様にニコニコしていました。

 

「すいません、無理言っちゃって」

 

「それはいいんだけど、どうしたんだい?」

 

色々な言葉が頭を巡りました、聞きたい事は沢山あったはずなのに、マキさんを前にすると、何も出てこなくて、絞り出すように

 

「昨日、店長と会ってたんですね」と伝えました。

 

少し沈黙があって

 

「そっか、、、ゴメン」

 

それだけ言うとマキさんは、大粒の涙を流して泣き出しました。

 

泣いているマキさんを見つめながら、僕はマキさんが海で言った「10年後も20年後もこうして海が見たいね」という言葉を思い出していました。

 

あの日、夜の海を見ながら交わした会話は、約束と呼べるようなものじゃなかったけれど、僕はまだマキさんと二人で歩む未来がある事を、心のどこかで信じていて、それに縋り付くように

 

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「僕達の恋は、これで終わりですか?」と聞きました。

 

すこし沈黙があって

 

マキさんは泣きながら「本当にゴメンね、ゴメンなさい」と答えてくれました。

 

マキさんの「ゴメンなさい」の中には、僕と歩んでいく未来が何処にもなくて、恋の幕が静かに下りていくのを感じました。

 

泣いているマキさんの事を、抱きしめてあげる誰かが、僕ではない事を思って、涙が込み上げてきて、それを堪えるのに必死でした。

 

涙が溢れ出す前に「マキさん、今までありがとうございました」とそれだけ伝えて、僕はその場を後にしました。

 

これ以上その場にいて、泣いて喚いたり、罵ったりする言葉が出るのが怖かったからです。去りゆく月日に逆らえる者は存ないように、もう戻れない、それが終わってしまう恋ならば、せめて最後は綺麗なままで、綺麗な思い出のままで、この恋を終わらせてあげたかったからです。

 

その日家に帰ってから、熱が上がり僕は3日ほど寝込みました。

 

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4日目やっと熱が下がり、家でおかゆを食べていると、バイト仲間のT君から電話がありました。内容は早く元気になってバイトに戻って来いという事と、マキさんが新規オープンする店に移動になったという事でした。

 

T君からの電話を切った後「もうマキさんに、会えないんだな」と現実の波が押し寄せておかゆを食べながら、泣きました。

 

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それからマキさんとは、一度も会っていません、、、

 

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マキさんと別れてから10年以上の月日が経って、今こうしてマキさんに思いを馳せながら記事を書いていると、マキさんと付き合う前、二人で交わした手紙のやり取りを思い出します。 

 

当時は本当に辛くて、思い出すたびに泣けてきて、前を向いて生きるために、無理やりタイムカプセルの中に閉じ込めた思い出でした。

  

錆付いたタイムカプセルの蓋をこじ開けて、マキさんの事を思い出しながら書きだした今回の記事、気付けば泣いたり、笑ったりしながら書いていて、何度も何度も書き直して、どうしても文章が出てこなくて、こんなにマキさんの事が好きだったんだと、あらためて思い、

 

そして「10代最後の恋の話」を記事に出来て、本当に良かったと心から思いました。

 

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マキさんが今ドコにいて、何をしているのか知りません、調べれば分かるかもしれませんが、それはしたくありません、マキさんは僕の中ではずっと、永遠の20歳で、洋楽が好きで、Sing Like Talkingが好きで、お酒が弱くて、いつもしっかりしているのに時々ドジで、年下の告白を断れない優しい人のままでいてほしいからです。

 

マキさんとの思い出を心のタイムカプセルにしまいながら、いつかマキさんにどうしても会いたくなったら、この記事を読み返します。

 

また会う日まで、さよならマキさん。

 

おわり 

 

アカバネ

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