社畜で家畜な日々に祝福を

ブラック企業での悲惨な日々を中心に記事を書いていきます。

夢を追うこと、夢を諦めること

みなさん、社畜してますか?

 

今回は、夢を追うこと、夢を諦めること、について記事にしたいと思います。

 

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 ↑  SとKの事が、書いてあります。

 

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二人と出会った頃は、僕もフリーターをしており、バイト終わりにファミレスに寄っては、3人で朝まで夢を語り合っていました。Kが書いたラノベの表紙をSが描いて、アニメ化したら僕がOPの曲を作ってと「もし宝くじが当たったら」的な話をよくしました。

 

三人の中で、僕が一番早く夢(音楽の道)を諦めました、正確にいうと音楽で飯を食っていく道を諦めました。就職する時「仕事をしながらでも音楽は続けられる」と二人には言いましたが、心の中では無理だと思っていました。

 

理由は簡単、自分に音楽的才能が全くない事に、気付いてしまったからです。楽しかった音楽が段々と楽しくなくなり、次第に辛くなっていきました。

 

音楽を初めたばかりの頃、部屋に篭って曲を作っては、仲の良い友達に聞かせていました。みんなから良いと言われて、天狗になって、自分には特別な才能があると勘違いしていました。

 

東京に出て来てから、北区のライブハウスを拠点に弾き語りのライブを始めました。そのライブハウスには何人もの才能豊かな人達がいて、その人達と何度か対バンして気付いた事は、僕に特別な才能なんて何もなかった、そんなものはただの幻想だったという事でした。初めはライブを見に来てくれた友人達も次第に数を減らし、みんな口をそろえて「行けたら行くね」と言って、その台詞を最後に来なくなりました。

 

ライブの回数を重ねるたびに減っていく仮初めの友人達。そして最後に残った友達がSとKでした。SとKは僕がライブをすると言えば、必ずライブハウスに来て、僕の曲とライブを褒めてくれました「今日も凄く良かった」「次はいつやるの」「次が楽しみ」と僕が一番欲しかった言葉達をいつもかけてくれました。今思えば、それは傷の舐め合いだったのかもしれません、3人とも自分に自信がなくて、夢を追って生きる事の不安や辛さを知っているからこその、慰めだったのかもしれません。

 

誰も認めてくれないから3人で認めあって、褒めあって、雪山で遭難したかのように寄り添って、消えてしまいそうになる「夢を叶える」という灯火を必死に守っていたのだと思います。

 

みんなが少しずつ歳をとって、周りがどんどん僕達を追い越して「まだ、OOなんかしてるの」「もう、OOなんか諦めたら」「OO君がOO商事に就職したってよ」「OOさんが今度結婚するらしいよ」「OOさんに子供が生まれたらしいよ」そんな話を誰からか聞くたびに込み上げてくる、泣きたくなるような、挫けてしまいそうな、逃げ出したくなるような気持を押し殺しながら、僕達は夢を追いかけていました。

 

そんな「夢追い人」な日々を数年過ごし、周りのプレッシャーに耐えられなくなった僕は、二人を裏切りサラリーマンになりました。学歴もない、才能もない、ないない尽くしの僕が、お手軽に毎月お金を得るシステム、社畜になるという道を、僕は選びました。

 

社会の歯車の一つになる事は、自分の音楽で誰かを感動させる事よりも、ずっと簡単でした。決められた仕事を何も考えずに、ロボットの様に淡々とこなすだけで、今まで何ヶ月もバイトして稼いでいたお金が、1ヶ月で手に入るようになりました。

 

欲しかった漫画の新刊が買えました、好きなアーティストのCDが買えました、映画だってお金を気にせず、いつでも見に行ける様になりました。今までお金がなくて出来なかった事は大体出来る様になりました。

 

でもこの選択が正しかったのかは、今でもよく分かりません。社会から見れば、僕の選択は正しいのかもしれません。お金を稼いで、税金を納めて、あの頃僕達を散々苦しめた「社会の輪」という名の水槽に、遅蒔きながらも飛び込んだわけですから。

 

マグロの群れのように、グルグルと同じルートを回り続け、決められた場所を整然と泳ぐその姿は、遠目に見れば綺麗に映るかもしれません。ですが沢山いるマグロの中から、僕だけを見つける事は、もう誰にも出来ないでしょう。

 

僕は、そんなマグロの群れに混ざる生き方を選んだのです。 

  

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久しぶりにSとKに会い、本当に楽しそうな二人の笑顔を見ていると、こういう風にも思うのです。こいつらは一度きりの人生を、本当に楽しめているな、今でも青春の只中にいて青春を謳歌しているんだなと「お金なんかなくたって、幾らでも人生は楽しめるんだぞ」と僕に教えてくれているような気がするのです。

 

あの頃と同じ笑顔で、僕の事をまだ親友と呼んでくれるSとKの事を、心から大切に思います。

 

本当にありがとう。

 

君達の夢が叶う事を、僕はずっと信じています。

 


スピッツ / 夢追い虫

 

 

おわり

 

 

アカバネ

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